ミッション:インポッシブルシリーズ待望の最新作「ミッション:インポッシブル/フォールアウト」が8月3日(土)よりいよいよ全国公開となります!
ミッション:インポッシブルシリーズは今回の「フォールアウト」で6作目。
これまでのシリーズを見ていない、あるいは初期作しか見ていなくて近作は追っていなかったという方のために、この記事では過去シリーズから引き継いでいるキャラクターや組織、世界観について簡単に解説していきます。
(解説の都合上どうしても過去作の結末などの内容が含まれますのでご注意ください。)
「ミッション:インポッシブル」とは?
主人公イーサン・ハント(トム・クルーズ)はCIA内部の秘密組織IMFに所属する凄腕スパイ。
彼とそのチームが、「遂行不可能」と言われるミッションの数々を超絶的な技能と機転で達成し、事件の裏で暗躍する犯人を追い詰めていくスパイ・サスペンス・アクション。
元となる作品はテレビドラマシリーズ「スパイ大作戦」(邦題)ですが、ストーリー上の繋がりはない。
主人公イーサンが所属する「IMF」とは?
アメリカ中央情報局(CIA)の特殊作戦部Impossible Mission Force、略して「IMF」。
秘密組織として、公にはできない暗殺や諜報を任務とし、たとえ任務中にエージェントが監禁、殺害されたとしても当局は一切関知しない、という過酷な規定が定められている。
「シンジケート」とは?
前作「ローグ・ネイション」に登場した、世界各国の元スパイ達が作った世界的な犯罪組織。
サブタイトル「ローグ・ネイション(ならずもの国家)」とは彼らのこと。
世界各国の要人暗殺を計画、遂行する。
ボスであるソロモン・レーンとともに「フォールアウト」でも重要となるのか?
押さえておくべきキャラクター
イーサンとチームを組むメンバー
・イーサン・ハント(トム・クルーズ)
1作目から通してこのシリーズの主人公となる超凄腕スパイ。
洞察力、身体能力、潜入時の機転、射撃など全てにおいて超一流。
一作目では若手エージェントでしたが、シリーズを経て今ではIMFの伝説的なベテラン。
しかし落ち着きを見せるどころか無茶の度が一作ごとにエスカレートしていく危険なイケメン。高いところが大好き。
シリーズではいつも演じるトム・クルーズの体当たりアクションが話題になるが、そのアクションのほとんどは敵との戦闘というより、潜入不可能といわれる施設などへの潜入ミッションの一部として描かれている。
ちなみに3作目より結婚した奥さんがいるが、今作でも登場が決まっており、イーサンの運命をどう導くのか注目される。
・ルーサー・スティッケル(ヴィング・レイムス)
イーサン以外で唯一のシリーズ全作皆勤賞キャラクター。
1作目ではIMFを解雇されていたが、イーサンに誘われてチームを組み、その手柄からIMFに復帰、その後はイーサンのもっとも信頼する相棒として影に日向に活躍する。
凄腕のハッカーであり、自分の腕に自惚れスレスレの誇りを持っているが、常に無茶をするイーサンを抑える女房役でもある。あまり露出のない作品でも影で動いていることが示唆されるなど、重要なキャラクター。
・ベンジー・ダン(サイモン・ペグ)
3作目から登場。
登場時は内勤だったが4作目以降外回りもするエージェントに。
ルーサーに代わってイーサンの相棒を務めることも。
主に電子戦などの後方支援が得意。
演じるサイモン・ペグはコメディアンが本職だが今や売れっ子の俳優でもあり、緊迫するシーンが連続する中での貴重なコメディ要員でもある。
・イルサ・ファウスト(レベッカ・ファーガソン)
「ローグネイション」より登場。
英国のMI6所属の女スパイで、復職のために「シンジケート」に潜入していた。
MI6の上司アトリーと、シンジケートのボスレーンの双方に翻弄されるが、イーサンに協力してレーン逮捕に貢献し雪辱を晴らす。
イーサンとは恋仲というより同じエージェントとして馬が合うらしく、打ち合わせもせずに絶妙のコンビネーションで窮地を切り抜ける。
「フォールアウト」予告編では敵に回ることを示唆するような台詞も見えるが、果たして。
・ウィリアム・ブラント(ジェレミー・レナー)
「ゴースト・プロトコル」より登場。
登場時はIMF分析官としてイーサンを補佐する。
実は腕の立つエージェントであったが、以前イーサン夫妻を陰ながら護衛する任務についており、ジュリアを死なせたという自責からエージェントをやめている。
ジュリアが生きていたことを知り、改めてIMFのエージェントとして活動することに。
「ローグ・ネイション」では、IMFを危険視するCIA長官アランとの間をうまく調整するよう立ち回り、最終的にIMFを復活させるよう仕向け、アランをIMF長官に迎えた。
イーサンとは対照的に政治的な立ち回りをも考慮して動く慎重派。
そのためイーサンのチームに絡むと苦労人の役割を担わされがちである。
ジェレミー・レナーが多忙のため「フォールアウト」にはクレジットされていないが、サプライズ出演はあるのだろうか?
その他の重要キャラクター
・アラン・ハンリー(アレック・ボールドウィン)
元CIA長官、現IMF長官。
前作「ローグ・ネイション」ではIMFを危険視し、イーサンが「シンジケート」を捏造した上で暴走していると信じて指名手配、IMFを一度は解体に追い込む。
だがブラントらの働きにより「シンジケート」の実在と危険性を認識し、イーサンらに協力。その後自ら復活させたIMFの長官についた。
今作でも長官としてイーサンらの上司としての登場かと思われるが、今回は敵となるか味方となるか?
・ソロモン・レーン(ショーン・ハリス)
前作「ローグ・ネイション」の敵役。
謎の犯罪組織「シンジケート」のボスで、世界各地の首相や要人の暗殺事件を起こす。元々は英国MI6のスパイであり、「シンジケート計画」を任されたが、そのまま出奔し犯罪者となった。
一度はイーサンをも生け捕りにし仲間に取り込もうとするほどの実力者で、部下の失敗が続くと自ら出てイーサンらを圧倒するなどした。
最後は特製の防弾ガラスの檻に誘い込まれ、逆に生け捕りにされた。
しゃがれたような声が個性的であり、日本語吹き替えでもバイキンマンなどで有名な中尾隆聖が担当した。
シリーズ屈指の不気味な存在感を放つ敵役。
「フォールアウト」での再登場が決定しているが、その性格からも味方になることは考えにくいが……?
新たなキャラクターたち
シリーズに既に登場済みので、本作でも重要な役割を果たしそうなキャラクターを中心に解説しました。
しかし今作「フォールアウト」には他にも初登場となる魅力的で一癖も二癖もありそうなキャラクターが登場するようです。
中でも「マンオブスティール」から「ジャスティスリーグ」までスーパーマンを演じ、すっかり最新のスーパーマン俳優として定着したヘンリー・カヴィルが、CIAの凄腕エージェント、オーガスト・ウォーカー役として登場します。
イーサンとのアクションがあるらしいので、敵ポジションとなるのかもしれません。
なにしろスーパーマンなので、絶対強い。
大変楽しみです。
気になるストーリーは?
今作はプルトニウム強奪事件からはじまり、世界3つの都市での同時核攻撃が計画されます。
タイムリミットは72時間。
阻止に動くイーサンらIMFメンバーですが、CIAや「シンジケート」も絡んだ巨大な陰謀が蠢き、またイーサン個人にも不吉な運命が!?
予習としてはストーリーは最低限にしておきたいところなのでこのへんで。
死に場所を探すがごときトム・クルーズの活躍を見よ!
とにかくトムのノースタントアクションの武勇伝のボリュームが半端じゃなく、ほとんどジャッキーチェンが主演であるかのようになっている本作。
目玉である成層圏からのHALO降下は、自身で100回も飛び降りて練習したとか、ヘリのシーンのために免許を取得して撮影と演技と操縦を全部一人でやったとか。
聖徳太子か。
しかしアクションばかりでなく、予習してみるとストーリー上でも過去作からの気になる伏線がたっぷりあることに気づきます。
8月3日(金)の全国公開が楽しみです!